第25回中原中也の会大会

「2020年に読む中原中也」

■第2部 詩人トーク「詩はどこへ向かうのか?――2020年に読む中原中也」

15:00-16:30
カニエ・ナハ×杉本真維子×三角みづ紀×四元康祐+(司会)蜂飼耳

【趣旨】
このコロナ禍がもたらした社会の変化や距離感の変容の中、詩人たちはなにを思い、どんなことを考えているだろうか? 変わりゆく時代、言葉と向き合い、何を思うのか? 現在、日本語の詩を第一線で支える詩人たちをパネリストとして迎え、詩について、自由な議論が繰り広げられる場としたい。詩をめぐって、新たなグランドマップの手掛かりを探りたい。中原中也についても、それぞれの詩観に照らしたユニークな意見と見解を訊けるだろう。詩はどこへ向かうのか?

【登壇者プロフィール】
カニエ・ナハ(かにえ なは)
1980年、神奈川県生まれ。詩人。2010年「ユリイカの新人」としてデビュー。詩集に『用意された食卓』(私家版、後に青土社から刊行。第4回エルスール財団新人賞、第21回中原中也賞)、『馬引く男』(私家版)、『なりたての寡婦』(私家版)などがある。2017年、NHK制作ドラマ「朗読屋」に出演し、中原中也の詩を朗読する。2019年度より、東京藝術大学大学院映像研究科主催RAM Associationのフェローメンバーとして詩や本作りのワークショップを行っている。

杉本真維子(すぎもと まいこ)
1973年、長野県生まれ。詩人。2002年、第40回現代詩手帖賞。詩集に『点火期』(思潮社)、『袖口の動物』(思潮社、第58回H氏賞・第13回信毎選賞)、『裾花』(思潮社、第45回高見順賞)などがある。共著に『詩のリレー』(ふらんす堂)、詩画集に『E』(絵/樋口佳絵、桜華書林)がある。栃木県宇都宮市の宇都宮アート&スポーツ専門学校文芸創作科で、現代詩研究の講師を務めている。2020年6月、響文社から初の散文集『三日間の石』を刊行。

三角みづ紀(みすみ みづき)
1981年、鹿児島県生まれ。詩人。2004年、第42回現代詩手帖賞。詩集に『オウバアキル』(思潮社、第10回中原中也賞)、『カナシヤル』(思潮社、第35回南日本文学賞、第18回歴程新鋭賞)、『隣人のいない部屋』(思潮社、第22回萩原朔太郎賞)、『現代詩文庫 三角みづ紀詩集』(思潮社)、『舵を弾く』(ナナロク社)、『よいひかり』(ナナロク社)など。朗読活動、美術館での展示なども行っている。2020年8月、ナナロク社から第8詩集『どこにでもあるケーキ』を刊行。

四元康祐(よつもと やすひろ)
1959年、大阪府生まれ。詩人。詩集に『笑うバグ』(思潮社)、『世界中年会議』(思潮社、第3回山本健吉文学賞、第5回駿河梅花文学賞)、『噤みの午後』(思潮社、第11回萩原朔太郎賞)、『現代詩文庫 四元康祐詩集』(思潮社)、『言語ジャック』(思潮社)、『日本語の虜囚』(思潮社、第4回鮎川信夫賞)、『小説』(思潮社)、『単調にぼたぼたと、がさつで粗暴に』(思潮社)などがある。詩論や小説も執筆。2020年3月、澪標から『ホモサピエンス詩集――四元康祐翻訳集現代詩篇』を刊行。今春、ドイツから帰国。

蜂飼耳(はちかい みみ)
1974年、神奈川県生まれ。詩人、立教大学文学部教授。詩集に『いまにもうるおっていく陣地』(紫陽社、第5回中原中也賞)、『食うものは食われる夜』(思潮社、第56回芸術選奨新人賞)、『顔をあらう水』(思潮社、第7回鮎川信夫賞)、『現代詩文庫 蜂飼耳詩集』などがある。文集に『孔雀の羽の目がみてる』(白水社)、『空席日誌』(毎日新聞社)、『おいしそうな草』(岩波書店)など。書評集に『朝毎読』(青土社)、古典の現代語訳に、鴨長明『方丈記』(光文社古典新訳文庫)など。